先日、真夏の熱帯夜に急性腸炎になりました。
その瞬間までめちゃくちゃ健康体だったのに…
いきなりの腹痛・下痢・嘔吐…
しまいには血便がでて緊急入院(;’∀’)
入院日数は7日間。
絶食期間はほぼ4日間。
とげっそりしちゃったコースでした。
生まれてお初の緊急入院だったし
急性腸炎について良く知らず
ネットで検索してもあまりリアルな情報なく。
なので私のリアルすぎる実体験を
シェアしてみようと思います。
原因、症状、検査方法、病院食、入院費用など
実際に私が気になったことをまとめています。
急性腸炎にかかってしまった人にとって
(いてほしくないけどね!!!(笑))
参考になるであろう情報です(^-^)
日時別に症状をシェア!!
(※途中、若干過激な表現ございます。)
【Day1】腹痛・下痢・嘔吐・血便で緊急入院
朝4:00に突然目が覚める。
冷房の効いた部屋にも関わらず
尋常じゃない汗をかいていて「熱中症…??」と
とぼけながらも酷い腹痛でトイレに駆け込む。
そのまま2時間トイレから出てこられず。
下痢と嘔吐を繰り返す…(;’∀’)
トイレに冷房なんてついているはずもなく…。
滝のように汗が流れ続け、脂汗なのか
熱帯夜による汗なのか、もはや分からない。
暑すぎて上も下も全部脱いで
全裸のままトイレで嘔吐&下痢に耐える。
トイレにこもる私を最初に
気遣ってくれたのは愛犬のこつぶちゃん。
(愛しているよ、こつぶ)
▼こつぶです。
ただごとじゃない私の様子を心配してか
トイレのドアをゴリゴリしながら
「クーン、クーン」と鳴き続ける。
「ごめんね、こつぶちゃん、今は
なんぴとたりとも、例えワンコでも
この姿を見せるわけにはいかないの」
と心の声。
ようやく主人も気づきトイレをコンコン。
(やばい、起きたか…)
「お願いだから開けないで…」
と声を絞り出す。
この2時間が1週間で1番キツイ時間。
耐え抜きフラフラのままベッドに戻る。
主人がポカリスエットを買ってきてくれ
なんとか飲んで倒れこむように少し寝る。
これでおさまったと思っていたのが甘かった。
本当の悲劇が始まる。
8時に腹痛で再びトイレに駆け込む。
すると下痢だけでなく血便がでる。
あまりの真っ赤さに青ざめる(;゚Д゚)
人生お初の血便に胸がドキドキ…
「これはやばいことになってきた…」
「普通の胃腸風邪ではないな…」
ここで大人しく病院へ。
嘔吐はおさまっていたけれど腹痛が酷く
待っている時間もベッドを借りて寝込む。
まるで腸が雑巾のように絞られる痛さ。
市立病院で大きかったので
血液検査とCTスキャンをしてもらう。
移動はすべて車椅子。
その結果、白血球に異常値。
CTスキャンで腹部に炎症あり。
血便が出ていることから入院決定。
即、脱水を防ぐ点滴&痛み止めの点滴。
痛み止めが効いてようやく少し楽になる。
▼脱水を防ぐ点滴は丸4日つけることに…
嘔吐治ったままだけど腹痛と血便続く…
移動は全て車椅子で病室に到着。
落ち着ける空間に来れて、少しホッとする。
しばらくは点滴のまま絶食と医師から言われる。
口にして良いのはお水とお茶のみ。
あと検便で便の培養を行い腸炎の原因を
調べるとのこと。
恐らく1週間前にレアで食べた
ステーキが怪しいかもね…と医師。
原因は細菌性がウイルス性。
でも非常に複数の種類があるので
原因を突き止めるのは難しいこともあるそう。
この日のトイレの回数は20回以上…。
痛み止めが6時間くらいしか効かないので
6時間おきにナースコールで呼び
痛み止めを足してもらう。。。
初日は基本うずくまっている感じ。
夜中も3:00にお腹の激痛とともに目が覚め
速攻ナースコール。
「い、痛み止めくらさい…」
声にならない(。-人-。)
チクチク、ズキズキ、ジンジンの痛み全部。
【Day2】抗生剤が合わず発疹&嘔吐
絶食期間2日目。
朝から血液検査。
白血球の数値が少し収まってきたみたい。
少し痛みも治まりひたすら寝る。
この日も終日6時間おきに痛み止めの点滴。
腹痛と下痢(水便)はまだ続いている。
この日のトイレの回数は10回くらい…。
朝から1日3回の抗生剤と整腸剤の服用開始。
抗生剤は原因となっているであろう
お腹の菌を殺すため。
絶食中なので整腸剤と一緒に服用。
ところがさらなる悲劇が待っていた…(;゚Д゚)
何と処方してもらった抗生剤が
体に合わず夕方、右腕に発疹。
3錠飲んだ時点で気持ち悪さマックスで嘔吐。
あ~しんどかったよぉ。
嘔吐は初日に止まっていたので
明らかに薬が原因のよう。しかも発疹まで。
一旦、薬の服用が中止となる。
お腹はチクチクくらいで改善を感じる。
この日は寝る直前に痛み止めを
点滴してもらったこともあり
3日ぶりによく寝れた!!
【Day3】絶食3日目&下痢がおさまる
絶食期間3日目。
「抗生剤を飲んだとしても結局カラダから
菌やウイルスが出るのを待つだけなので
もう抗生剤飲まずに行きましょう!!」
という医師の判断で抗生剤の服用ストップ。
整腸剤はそのまま服用。
さらに腕にできたアレルギーの薬飲み始める。
こっちは3日で飲み切り。すぐ効いた。
昼から下痢がようやく治まってきた。
というか、もう腸が空っぽで出るものないよ。
そしてようやく痛み止めなしで
終日過ごせた!!
お腹は時々チクチクくらい。
そしてよく寝れた。
ここから回復の兆し。
【Day4】お昼から全粥の病院食スタート
朝から血液検査。
白血球の数値が正常値に戻る。
下痢も治まったということで
お昼から病院食スタート!!
絶食期間はほぼ4日。
▼昼ごはんは重湯から。
【病院食献立(昼の食事)】
・重湯(鯛味噌)
・すまし汁
・ようかん
・お茶
▼鯛味噌を混ぜた重湯
のみ。
お腹が少しキュルキュルと反応。
「お願いだから大人しくしていて…もう暴れないで」
と心から祈る。
全然食欲なかったけれど
下痢が治まった昨日から
少しお腹が空き始めていたので
重湯もすまし汁も美味しすぎる(^-^)
確実に味覚が研ぎ澄まされている。
お腹周りも少しスッキリ。
「痩せているかも」とニヤリ。
▼ようかん小さい…もっと大きいの食べさせろぉ~!!
▼夜ごはんも重湯
美味しくいただきました!!
【病院食献立(夜の食事)】
・重湯
・ほうれん草ポタージュ
・ももゼリー
・お茶
この日は丸1日便通なし。
さすがに絶食期間が長かったので
体力の消耗が激しく長時間の昼寝。
ナースから「頭洗う?」と聞かれたけれど
点滴したままだし、しんどかったから断る。
この日はほぼ終日寝ていた。
そして重湯とはいえ回復食スタートで
腸が動き始めたのでお腹が空いて大変だった。
【Day5】病院食が三部粥から全粥へ&点滴がとれる
朝一で便出たけど水便。
また戻ってしまったのか心配。
医師に聞いてみたら
「腹痛が治まったのであとは時間薬」
とのこと。その通りでこの日から
少しずつ便の状態も良くなってくる。
ということで、明後日に退院が決まる。
▼朝ごはんは三部粥
【病院食献立(朝の食事)】
・三分粥
・薄い味噌汁(豆腐と玉ねぎ入り)
・薄い煮物(大根と人参)
・卵豆腐
・牛乳
牛乳は何だかんだ飲む気にならず残す…。
▼味噌汁に具が増える。
▼三分粥なのでまだシャビシャビ
入院5日目にようやく点滴とれる。
▼腕に針が刺さったままで
めちゃくちゃ怖かったから嬉しい(涙)
針部分キラキラ加工してます。
針に弱いのでこれが1番嬉しかった!!
ようやく読書する余裕も出てくるはずが…
▼昼ごはんは全粥
【病院食献立(昼の食事)】
・全粥
・焼魚香味だれかけ
・野菜ソテー
・オクラ長芋なめ茸和え
・煮物
・野菜ジュース
▼全粥になった。
病院食美味しい(*^-^*)
毎日の楽しみになってくる。
自分で作らなくて良くって楽だなぁ♪
ナースが勧めてくれて5日振りに
シャワー&洗髪!!
めちゃくちゃ気持ち良かったのだけど…
久しぶりの刺激で何だかゲッソリ疲れる。
体力が結構消耗していたのね。
そのまま夕食まで爆睡。
▼夕ごはんも全粥
【病院食献立(夜の食事)】
・全粥
・ミートローフ
・切り干し大根
・マカロニサラダ
・ぶどう
この日は昼寝もしたのに夕飯後
19:00~7:00まで12時間
1度も起きずに爆睡。
シャワーによる体力消耗が
よほど酷かったらしい…。
【Day6】全粥~普通のご飯になる
この日は本を読んだりテレビを見たり
終日のんびり過ごす。
便は、うーんまだ本調子ではなく。
お腹はまだ炎症があるらしく(触診)
基本は安静に…とのこと。
▼朝ごはんは最後の全粥
【病院食献立(朝の食事)】
・全粥
・お味噌汁(わかめ、大根、人参)
・煮浸し
・いわしのカツオ煮
・牛乳
やっぱりなぜか牛乳が飲めない…
▼昼ごはんから普通のご飯
【病院食献立(昼の食事)】
・ご飯
・海老チリソース
・じゃかいもの煮物
・酢の物
・キウイ
▼普通のご飯久しぶり!!
▼海老チリとは豪華
▼夕ごはんは角煮!!
【病院食献立(夜の食事)】
・ご飯
・和風角煮
・なすのマリネ
・小松菜じゃこ炒め
・プリン
▼角煮は少し勇気いったけど美味しかった。
夕方、病院の体重計にそっとのってみる。
な、な、な、なんと3kg減!?
1週間で3kgも痩せちゃった!!
断食道場でもこんなに痩せなかったのに。
ニヤニヤが止まらない~~(*’▽’)
これが伝えたくて記事を書いている訳では
決してございませんよ。
【Day7】普通の病院食で退院
さて退院日。
朝ごはん後、主人に迎えに来てもらい退院。
▼最後の朝ごはん
【病院食献立(朝の食事)】
・ご飯
・味噌汁(大根、玉ねぎ、あげ)
・焼き鮭
・ほうれん草の胡麻和え
・牛乳
最後のご飯も美味しかった!!
そして牛乳がようやく飲めるようになった。
病院の皆さま大変お世話になりました。
医師もナースも全員めちゃくちゃ!!
優しくって安心の入院生活で感謝でいっぱい。
本当に不幸中の幸い(^-^)
退院後の生活&完全回復までの期間
まだまだ体力の消耗が激しく
すぐに疲れてしまう。
しかも殺人的な猛暑のため家にひきこもる。
お家に帰り主人に頼んでお味噌汁を作ってもらう。
そして普通のご飯でも良かったのだけど
またあの恐怖に襲われたら…というのと
帰ったらまた食欲がでなくなってしまい
▼しばらくは「味噌汁+炊飯器で炊いたお粥」
をいただいてのんびり過ごす。
「自分で動きたい」
と思えるまで1週間ほどかかる(^^;)
そしてお酒はまだ飲みたいと思えない。
ということで完全回復まで2週間以上かかっています。
医師によると私の腸炎はなかなか酷い方だそう。
普通、血便まではでないし
普通、入院まではしないらしい。
急性腸炎の原因は病原大腸菌O-1
気になる原因ですが入院当日の血便を
培養してもらいました。
退院時には結果が出ておらず退院1週間後に
結果を聞きにいってきました。
そしたらでました…私の急性腸炎の原因は…
病原大腸菌O-1(オーイチ)
で細菌性の急性腸炎でした!!
人の腸内には存在しない菌なので
口から食べ物と一緒に侵入したそう。
潜伏期間は1~10日と長めなのが特徴。
海外などの不衛生なお水とか生肉などに
含まれているそうで海外には行っていないので
やはり発症の8日前にレアで食べたお肉が
怪しいそうです。
でも特定はできないとのことでした。
私は「ホスミシン錠500mg」を1日3回
毎食後に2錠服用のはずでしたが
アレルギー反応が(嘔吐)出てやめました。
ですが医師の判断で選んでもらったこのお薬。
病原大腸菌O-1に効くお薬でした。
アレルギー反応がでていなかったら
もう少し早くに回復していたかもです。
見立ての良い先生に出会えてよかった。
私の急性腸炎はうつるの?うつらないの?
ここ自分のことで精一杯で
後から「はっ!」と気になったのですが
病原大腸菌O-1は人にうつる細菌でした…(;’∀’)
毎日、病院に顔を出してくれた主人や母…。
うつらなくて本当に良かった。
入浴時のタオル、トイレの取っ手などに
菌が付着して二次感染を起こすことも
あるそうなので家族は注意が必要です。
(私だけが)気になる体重の変化
さて入院1週間で3kg減量した私ですが
その後もお粥生活が続いたこともあり
退院1週間後、さらに1kg減してました!!
合計4kgも痩せちゃった!!
あ、繰り返しますがこれが伝えたくて
記事を描いているわけではありません。
病気なんだけどね…
急に痩せたからきっとすぐ戻るだろうけどね…
でも、でもやっぱ嬉しいものは嬉しい。
しばらくは久しぶりに見る
ウエストのくびれを
楽しもうと思います(ニヤリ)
急性腸炎で1週間入院した私の体験記まとめ
以上が急性腸炎で1週間入院した私の体験記でした!!
【病名】
細菌性の急性腸炎
【急性腸炎の原因】
病原大腸菌O-1(オーイチ)
【急性腸炎:私の症状】
・Day1 腹痛・下痢・嘔吐・血便で緊急入院
・Day2 抗生剤が合わず発疹&嘔吐
・Day3 絶食3日目&下痢がおさまる
・Day4 お昼から全粥の病院食スタート
・Day5 病院食が三部粥から全粥へ&点滴がとれる
・Day6 全粥~普通のご飯になる
・Day7 普通の病院食で退院
【急性腸炎:私の症状とその期間】
・嘔吐(最初の数時間のみ)
・下痢(1週間以上続く)
・腹痛(3日ほど続く)
・血便(3日ほど続く)
【急性腸炎:私の治療方法】
普通は下痢と嘔吐が治まったら抗生剤服用
で1週間飲み切りだそう。
私は薬のアレルギー反応が出たので
結局、自然治癒となりました。
【絶食期間】
ほぼ4日間
【病院食】
重湯~三部粥~全粥~普通食
【入院費用】
7日間の入院で総額66,000円(4人部屋)
2つの保険会社からカバーされたので
合計125,000円の保険金がおりました。
保険入っていてよかったと思う瞬間。
なかなかできない経験でしたが
二度と経験したくない病気です(笑)
私は「完治かな」と感じられるまで
発症から2週間を要しました。
夏場は猛暑の影響もあり
やはり食べ物は気を付けた方が良いそう。
・お肉はしっかり火をいれて食べる
・生野菜もしっかり洗ったり剥いたりする
・しっかり手洗いうがいをする
ことが予防につながります。
皆さま、まだまだ暑さが続きますが
私みたいにならないよう
気をつけてくださいね!!
もしなってしまった場合は
少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、早く良くなりますようにm(__)m