アジア各国におけるギャンブル法

海外旅行に行ったら、一度は本物のカジノで遊んでみたい〜!と思ったことはありませんか?日本ではカジノの規制があり、気軽に遊ぶことが難しいからこそ、海外ではカジノに行ってみたくなるものです。しかし、日本と同様、またはそれ以上にカジノに対して厳しい規制と罰則を設けている国もあります。ここでは、アジア各国でのギャンブル法について、厳格なものと寛容なものを紹介します。

全てのギャンブルに非常に厳しい国 :インドネシア

インドネシアには世界で最も厳しいギャンブル規制法があり、カジノだけでなく、全てのギャンブルが禁止です。インドネシアがギャンブルを禁止していることの大きな要因として、イスラム教の国家であるということが関係しています。

イスラム教徒は、豚肉食やアルコール、ギャンブルおよび社会の悪を厳密に禁じます。そして、ギャンブルは健全な日常生活を送るのを妨げる、腐敗した活動として禁止しているのです。これは、全てのギャンブルがインドネシアで完全に違法であることを意味します。

それがインターネット上で、海外の企業が合法的に運営するオンラインカジノ 日本語で利用したとしても、インドネシア国内からアクセスして利用すること自体が違法であり、最大6年の懲役刑、最大10憶ルピアの罰金刑が設けられています。

最高裁判所においても、オンラインカジノの利用者に対する有罪判決が下っていて、数か月の懲役刑と罰金刑が実刑で科せられたケースが存在します。

一部の公営ギャンブル以外は禁止:日本

日本では基本的にギャンブルは禁止されていますが、スクラッチカード、競馬、パチンコ、競艇、競輪、宝くじなどの公営ギャンブルは合法的に認可されています。しかし、オンラインギャンブルは許可されておらず、一般的には厳しく制限されています。

刑法186条1項の「常習賭博罪」では「常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。」と規定しています。常習的に賭博をしたかどうかは、賭博行為の種類、賭けた金額等を総合して客観的に判断するとしています。しかし、海外事業者が運営するギャンブル利用者を取り締まる法律は明確には設定されておらず、海外サイトであっても日本語でアクセス可能なサイトも多数あり、日本政府は、個人が海外ギャンブルサイトにアクセスするのを完全に規制できていないという現状があります。

カジノも公営ギャンブルも禁止:台湾

台湾はカジノも公営ギャンブルも法律で厳しく禁止されています。その理由は、ギャンブルには依存性の可能性が高く、ギャンブル依存症の結果、家族に危険が及ぶ可能性があると考えられているためです。また、観光客の増加に伴い、カジノには柄の悪い人々が集まるのではないかと心配されているのです。そのため、台湾政府は台湾にカジノを設置することを認めていません。それと同時に、台湾に非常に大きな影響を与えている中国共産党の影もあります。同党はギャンブルを厳しく禁止していて、中国は台湾にカジノがオープンすることを快く思っていません。台湾はカジノはもちろん日本のような公営ギャンブルも禁止されていて、唯一認められているのが「宝くじ」です。

以前は、台湾にもオンラインカジノを取り締まる法律がありませんでしたが、2019年に提出された法改正の修正案で、オンラインカジノが明確に「違法」と位置付けられました。そして、2020年にはオンラインカジノのゲーム開発会社社員(日本人を含む)が逮捕される事件も起き、2022年1月の刑法改正によって、今後オンラインカジノであっても台湾国内で賭博行為を行った者には賭博罪が適用される旨が確定しました。

国を挙げてカジノ事業に着手:フィリピン

フィリピンは、国の政策でカジノ事業に着手しているので、近年急速にカジノエリアを構築しました。誘致を積極的に行っているため、近い将来カジノ規模はマカオを抜く可能性があります。そんなフィリピンのカジノですが、一番のメリットが「レートが安い」と言うことです。最高ですね!安い賭場だとルーレットで50円くらいから賭けることができるので、初心者の方でも気軽にエントリーできます。日本人がよく行くリゾート地5選といえば、ハワイ、グアム、バリ島、プーケット、セブ島だと思いますが、この中で唯一カジノがあるのがフィリピンのセブ島です。初心者にもオススメのカジノがマニラです。ですので、観光でセブ島に行く機会があれば、マニラに足を運んで見るののいいかもしれませんね。マニラにもセブ島に負けず劣らず、街中に大型カジノが多数存在します。日本人は特にカジノやギャンブルと聞くと、嫌悪感が出てしまう人や、借金と同じでなんだか怖いイメージを持つ人も多いかもしれませんが、最近のカジノは完全にエンターテイメントです。レートの低いカジノに行きたい!という人にはマニラがオススメですよ。レートはマカオの1/10程度で多くのお金を失うことはあまりありません。儲けるって感じなく、遊んでいくって感じでいいと思いますので、フィリピンに行った際は、近場のカジノに行って日本とは違った異文化に触れてみるのも楽しいと思います。21歳以上の年齢制限があるので、カジノを訪れたい人は身分を証明できるものを持参するといいでしょう。

日本から最も近いカジノがある場所:韓国

観光のついでではなく、カジノをやりに行きたい場合、気になるのが渡航費です。そこで、渡航費で考えるなら、韓国には一番安くで行けちゃいます。とにかく「近い」ことがメリットです。お金の面だけでなく、飛行時間も1時間程度で行けるので、着いたその日から韓国のカジノで遊べちゃいます。費用面では博多から片道5,000円で行けちゃったりしますから、いこうと思えば毎週末でも行けます。韓国国内には10数か所程度のカジノがあるので、自分と相性のいいマシンや立地を選ぶことができます。時間がなく、忙しい人でも日本から日帰りでも遊べるというのが大きなメリットです。さらに、韓国の空港から徒歩15分という超がつくほどの好立地にカジノがあるので、パパッとカジノで遊びたい人は必見ですよ。年齢制限はフィリピンの21歳以上より緩く19歳以上なので、色々な国の人や大学生からも遊んでいる人ほどです。ソウルには「パラダイスカジノウォーカーヒル」、「セブンラックカジノ(江南店)」、「セブンラックカジノ(ミレニアムヒルトン店)」が有名どころで、マカオよりは少し規模は小さいです。しかし、2017年に開店したインチョン国際空港の近くにできた巨大カジノである「パラダイスシティ」は、なかなかの規模なので、韓国政府がカジノに力を入れて来たのではないかと思います。年齢制限も低い、日本から好立地でカジノで遊べる、韓国のカジノ発展などを見るとますます韓国でカジノが流行っていきそうです。韓国のカジノのほとんどは韓国人は入場禁止なので、地元の差別や偏見もなさそうですね。つまり、完全外国人向けです。

世界最強のカジノタウン:マカオ

カジノと言えば、マカオですよね。カジノをやらない人でも一度は聞いたことがあると思います。マカオと言えば、観光そっちのけでカジノという人も多いのではないでしょうか?マカオのカジノの中でも「ベネチアン」は世界最大のカジノ複合施設です。カジノの広さは驚くべきことに、東京ドーム1個分もあります。とっても広い!テーブルゲーム700台、スロット6,000台が備わっており、広さだけでなく充実したカジノ施設です。カジノ近くには当然ながらホテルも多数あるので、宿泊施設に困ることはないでしょう。金の流通量は、チャイナマネーがたくさん流通しているので、ラスベガスを抜いて世界一になりました。世界一のカジノタウンにいくだけでもテンションが上がりますね。有名なカジノを紹介すると、「ベネチアン」、「ギャラクシー」、「サンズ」、「シティオブドリーム」などは間違いないです。ただし、フィリピンのカジノと違ってレートが高い点は注意が必要です。最低でも1回1,000円からなので5万円以上は持っていきたいところです。これはデメリットでもありメリットでもあるので、勝った場合は、一時間以内に倍にすることも全然珍しくありません。本当にカジノタウンのマカオはおすすめで、東洋のラスベガスと言われているほどカジノ熱が半端ないです。カジノによってドレスコードがあるなど、ルールは多少ありますが、自分にあったカジノを探すことができます。成田空港、関西空港からは毎日マカオへの直行便がマカオ航空で運行されているので気が向いたら思い切って行ってみましょう。

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